
今日は、猫ちゃんの身体の秘密!について勉強しましょうね。
可愛さの中にも野生の本能を多く残す「猫」の高い身体能力を徹底解剖しちゃいます。
さらに、男の子と女の子の違いから、短毛種と長毛種の違いや、雑種と充血種の違いについてもご紹介しますのでお付き合いください。
猫の体の特徴
目
猫の目は、光の量を瞳孔で調節しますので暗い所でも目が見えます。広い視野も持っていて、わずかな動きも見逃さない動体視力を持っています。
人間の6分の1の光でも獲物を捕らえる事ができます。猫の視野は90度〜120度くらいの範囲を立体的に捕らえる事ができると言われています。
また、猫の目が暗闇で光るのは、一度取り入れた光を反射させる機能を持っているからです。

耳
「人間の約3倍の聴力」と言われています。低音域は人間にやや劣りますが、特に高音域は78000ヘルツまでの微妙な音の違いを聞き分けます。また、耳の中の平衛器官のおかげでアクロバティックな空中回転ができます。耳の奥にある三半規管が他の動物より優れていると言われています。
鼻
匂いを感じ取る能力は「人間の役2倍」食べ物の好き嫌いや、相手との関係も匂いで判断します。
口
猫はヤコブソン器官という口の中でも鼻と同時に匂いを嗅ぐ事ができます。
猫の舌 猫の舌がザラザラしているのは「糸状乳頭」という突起があるからです。グルーミングの時は上手にクシのように使います。舌には人間と同様に味覚があります。猫は「塩分」にはとても敏感なのですが、「甘い」や「辛い」にはあまり反応しません。
ひげ
ねこのひげは「触毛」というセンサーになっていて、鼻の下のほかに目の上、ほお、あごの下にあります。多くの神経が集まっていて、身体のバランスを取る役割を果たしているのです。
しっぽ
猫のしっぽは先端まで「骨と神経」が通っています。わずかな気持ちの反応や、身体のバランスを取るためにとても重要です。ジャンプや着地の時の身体のバランスをしっぽで取っているのです。
合わせて読みたい 「しっぽのサイン」
猫ちゃんの「愛情表現」「しっぽのサイン」を知るともっと「かわいい〜」って思いますよ。
前足
かかとを地面につけず、つま先だちする事で、いつでも飛びかかっていける状況を作ります。
猫のジャンプ力:猫は自分の体の10倍の高さを超えるジャンプ力があると言われています。その距離約2メートルとも言われ、上手に反動をつけて飛び上がったり、飛び移ったりします。
後ろ足
発達した筋肉があり驚異的なジャンプや瞬発力を生み出しています。
猫の肉球: 肉球はクッションの役割を果たしており、足音を立てずに獲物を捕らえる時に、自分の気配を悟られないようにするためや、高いところから降りる時のクッションの役割を持つ機能です。
指球:指の根元についている小さな肉球。掌球の外側にあり、ひとつの足に5個あります。
掌球:猫の足の肉球で一番大きいもので、人間でいう拳にあたります。
手根球:前足のみにあり、人間でいう手首にあたり豆状骨という骨を保護する役割があります。
狼爪:第一指とも呼ばれ、親指のような役割です。後ろ足にはありません。
また、肉球にも臭線がありそこから匂いをつける、マーキングの役割もします。
Check! 猫の指は何本でしょう??
正解は!全部で18本、前足が5本、後ろ足が4本です。
つまり爪も18です。

そうよね〜!私、爪を切るとき、、、、あれ????って思ってた!数え間違いかな〜って!
つめ
猫の爪は自由に出し入れができます。また2重構造になっていて、常に新しい爪で獲物を捕らえれるように爪研ぎをします。外猫は普段の行動(木登りなど)の中で爪が自然に剥がれるので爪研ぎはあまりしません。家猫は自然の中で爪が新しくならないため爪研ぎを行います。
爪の内部には血管と神経が通っており、そこから外側に向かって爪が重なるように生えています。
爪切りの時は、この神経を傷つけないようにしましょう。
雑種と純血種の違い
次は「雑種」と「純血種」の違いですが、
「猫ちゃん」の飼い方、出会い方は様々だと思います。
「以前から憧れていた品種がある」「性格や家庭環境を考えて」「運命的な出会い」など様々でしょう。雑種がいいとか、純血種がいいとかではありません。ご理解ください。
雑種
自由な交配で繁殖した猫です。日本の猫の7割が「雑種」と言われています。
純血種
品種名のある猫のことを言います。人間の手で計画的に交配され、一つの品種として確率し、血統書のある猫のことを言います。
猫ちゃんとの出会い方:「ペットショップ」「ブリーダー」「里親探し」「譲渡会」「動物病院」「知人から」などいろんな方法で出会う事ができます。
それぞれに違いがあるし、長くなりすぎるので、詳しくは別の記事でご紹介します。
オスとメスの違い
オスとメスの一般的な違いを知っておきましょう。
男の子
性格:甘えん坊で暴れん坊 人間と似てますね。
飼い主に甘えたり、すり寄ってきたり、人と接触するのを好む傾向があります。一方発情期などになると、他の猫とケンカしたり、縄張り争いも激しいです。
体つき:男の子らしい体つきです。体全体の骨格や筋肉も発達していて、メス猫よりひとまわり大きかったりします。倍くらいになることもあるみたいです。
表情:メスに比べると顔は横に広い感じになります。ケンカしたり、縄張り争いをするので顔つきもキリッとするようです。
女の子
性格:大人しくて、クール
オスに比べると、飼い主にベタベタ甘えることはあまりなく、邪魔されないように一人の時間を大切にする傾向があるようです。発情期で大きく鳴くことはありますが、温厚で落ち着いているのが特徴ですね。
※我が家のアメショちゃんは女の子ですが「超甘えん坊」です。種類、性格によって様々ですので、あくまでも一般的に!という視点でみてくださいね。
体つき:人間と同じく、女の子はスラリとしていてしなやかです。オスに比べてグルーミングが多いのも女の子らしいですね。毛並みも美しい傾向があります。
顔:穏やかな落ち着いた表情、優しい雰囲気があります。
Check! オスとメスは見分けるのが非常に難しい!子猫の場合は特に素人には無理!獣医師さんに相談しましょうね。
あくまで、一般的にの違いです。根本的な違いはメスは子供を産む事ができること。
オスもメスも避妊はできますが、費用や入院などの違いもありますので、それはまた別の機会に。
短毛種と長毛種の違い
分類する中で「短毛種」と「長毛種」という分け方もあります。その名の通り「毛の長い猫」と「毛の短い猫」です。猫ちゃんは結構毛が抜けるので、飼うときの参考になれば嬉しいです。
短毛種の特徴
短毛種:毛質は様々ですが、比較的ブラッシングが要らず、猫ちゃんが自分でする「グルーミング」くらいで大丈夫です。我が家のアメリカンショートヘアもこの短毛種です。編集部のユリさんはロシアンブルーを飼っていますね。

主な短毛種:アメリカンショートヘア・ロシアンブルー・シャム・アビシニアン・スコティッシュフォールドなど
長毛種の特徴

長毛種:は、人為的に改良されて生み出されました。こちらは毎日のブラッシングが欠かせません。猫も大好きなので、「毎日触れ合いたい」という方にはオススメです。
代表的なペルシャちゃんは毛足が10センチ以上になることも。
主な長毛種:ペルシャ・ラグドール・ソマリ・メインクーンなど

なんだか恥ずかしいけど、、、そんなに勉強してくれると嬉しいニャン😻
以上、猫ちゃんの身体を徹底解剖でした。
まだまだ、猫ちゃんの魅力はたくさんあります。
色、模様、目の色、体型、体格や猫種などによっても違いはたくさんあります。
知らなくても飼うことはできますが、いろんなことを知ることによって、猫ちゃんとのライフスタイルがさらに楽しくなると思います。
初めてのニャンコライフはこちらをご覧ください。
初めて猫と暮らす人必見・家探しから必要なものまで〜5つのポイント〜
それではよきニャンコライフを💕
cocokara編集部